アンケート調査内容


疑問文に対して、韓国語と大きく異なったのが疑問代名詞の有無によって文章の語尾が上がるか下がるかが決定される傾向を発見した。これは、疑問文ならほとんど語尾を上げる韓国語と違う傾向で、延辺地域や北朝鮮でよく見られるという。

 

まず、対象となった30人に疑問詞がある文章とない文章を各5文章ずつ与え、発音してもらう方法を用いた。

疑問詞がない文章は、

  1. 160円ですって?
  2. 韓国からいらしゃいましたか?
  3. つまらないでしょう?
  4. 時間、ありますか?
  5. お茶でもいっぱいいかがですか?

 

の5文章を、疑問詞がある文章は、

 

  1. いつお帰りになりますか?
  2. どうやって家に帰るの?
  3. これはいくらですか?
  4. だれがこの本をくれたの?
  5. 学校はここから遠いですか?

の10文章を作った。

そして、呼吸単位にも注目した。北朝鮮や延辺地域では文章ごとに呼吸単位をいれて発音する傾向が非常に高く、韓国の句単位で区切りをつけることとはかなり異なる傾向があったので、これらも調査した。

 

また、発話速度や特異な言い方/表現法も調査した。

 

 

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Cognition, Action, and Media in Language and Language Education