: 状況適応型アプリケーションの作成例
: 実装
: 実装環境
R2システムにおけるAPI
R2システムを用いて状況適応型アプリケーションを作成するための主要なAPI
を以下に示す.
- r2_init(char *R2_system_address)
ディレクトリサービスが使用不可能な場合,このAPIを使用
する.R2システムのアドレスの初期設定を行う.このAPIにより,
ネットワーク部を隠蔽できる.
- event_request(char *user_context)
引数にはユーザ状況を記述した文字列をとる.R2システムに
対してイベントを送信するよう登録を行う.
- get_name_list(char *category,char *list_pointer)
引数にはカテゴリをとる. カテゴリに属する名前のリスト
をR2システムから取得する.リストはlist_pointerで指し
示される.
- get_event(time_t timeout,user_context_t *event_pointer)
R2システムからのイベントをtimeout時間だけブロックし,
取得する.取得したイベントはevent_pointerで指し示され
る.timeoutがNULLであれば,R2システムからイベントが送
信されるまでブロックされる.timeoutが負であれば,ブロッ
クしない.
- add_name(char *category,char *name)
引数にはカテゴリと名前をとる.引数で渡したカテゴリに
属するセンサデバイスからの現在取得しているセンサ情報に
対して,引数で渡した名前をつける.
Fumio Wakayama
平成14年2月26日