状況認識の対象および適応的動作の対象が固定である状況適応型アプリケーショ ンの例として,情報収集アプリケーションを挙げる.
このアプリケーションはあらかじめ設定した状況になった場合にその状況を自 動的に記録pする.これにより,行動記録の保存などが行える.この時使用する センサデバイスはユーザが身につけているセンサデバイスの他に周辺に存在す るセンサデバイスも使用するが,情報収集アプリケーションは意識する必要は ない.情報収集アプリケーションはあらかじめ設定した状況でのみ保存という 適応的動作を行う.そのため,状況認識機能および適応的動作機能の対象は固 定されている.
情報収集アプリケーションにおける基本部分の疑似コードを以下に示す.
main(){ user_context_t context; r2_init(``R2_system_address''); event_request(``Tempreture:Hot''); for(;;){ get_event(NULL,*context); /* ユーザ状況保存処理 */ } }
この例ではr2_initでR2システムのアドレスを指定している.その後,記録 するユーザ状況を設定し,R2システムへ登録を行い,イベントを待ち受ける. イベントを受信した後,保存処理を行う.
対応することができる.