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: 汎用状況適応型アプリケーション : 状況適応型アプリケーションの作成例 : 情報収集アプリケーション

位置アラームアプリケーション

位置アラームとは,登録した場所にユーザが到着したときに,ユーザに対して 注意を促す状況適応型アプリケーションである.例えば,ユーザが電車に乗っ ている時に,時間ではなく目的駅に到着した時に,ユーザに教えてくれるとい うアプリケーションである.このアプリケーションは,ユーザが動的に目的位 置を動的に変更することができる.

R2システムへのAPIである,get_name_listを使うことにより,状 況適応型アプリケーションはすでに名前付けされている名前のリストを取得す ることができる.この取得した名前のリストをユーザに提示し,選択させるこ とにより,ユーザは容易にアラームを鳴らす位置を動的に変更できる.

位置アラームアプリケーションにおける基本部分の疑似コードを以下に示す.


main(){
        user_context_t context;
        char *namelist;
        r2_init(``R2_system_address'');
        get_name_list(``Location'',namelist);
        /* ユーザによる名前選択処理 */
        event_request(``Location:o208'');
        for(;;){
               get_event(NULL,&context);
               /* アラーム処理 */
        }
}

r2_initによってR2システムの設定を行った後,get_name_list()を行 い,位置カテゴリにおける名前のリストを取得している.その後ユーザによっ て位置カテゴリ内の名前が選択され,R2システムに登録される.その後イベン ト受信を待ち受け,アラームを鳴らす.



Fumio Wakayama 平成14年2月26日