慶應義塾大学SFC研究所

■Lab設立趣旨

國領 二郎
慶應義塾大学 環境情報学部 教授
ID Business and Social Model Research Lab 代表

RF-IDに代表される個体識別技術がネットワークと結合した時、近代の大量生産、大量消費システムの中で失われた「つながり」を取り戻す展望が生まれます。食品を例に考えると、いま生産者は自分が作った作物を誰が食べているのか見えませんし、消費者も自分が食しているものを誰が作ったか知らず、不自然な状態といえます。一つ一つの商品にIDをふってネットワークで検索ができるようにすることで、切れたつながりが回復します。作った人と使う人がお互いに「顔の見える関係」の再構築です。
大量生産の効率性追求の中で失われた関係性 を回復することで、消費者は安心を得、生産者は消費者に個別化された「あなただけ」のサービスを提供する機会を獲得します。近代の生活の知恵であるプライバシーの折り合いをどうつけるかなど、難しい問題もありながら、この技術を信頼に立脚した安心と活力のある経済・社会構築に結び付けていくことが重要なゆえんです。
本ラボではRF-IDだけでなく、多くの個体識別技術の可能性を検討した上で、それらを基盤としたビジネス・社会モデルの未来像を展望したいと思います。我々にとっても未知の世界の探訪ですが、ご一緒に未来を切り拓く活動を推進させていただくことを楽しみにしております。

■Contact Us

入会方法
参加申込書(Word Doc)
こちらの用紙にご記入の上、下記担当までご送付願います。
参加要綱(PDF)
お問い合わせ先
ID Business and Social Model Research Lab 運営事務局
担当 梅嶋真樹 【うめじま まさき】
Mail
mailto:masaki27@sfc.keio.ac.jp
Address
〒252−8520
神奈川県藤沢市遠藤5322
慶應義塾大学慶應義塾大学環境情報学部 國領研究室内
FAX:0466-49-3557

■Schedule

※構成メンバーは昨年度から変更ありません。
※制度問題に関しては必要に応じて議論を開催いたします。

Date
Research Work Shop
Joint Meeting
2004.4.20 「萌芽的事例」
自動車産業における静脈物流
ドイツ最新事例と日本の状況
「現行事例の検証」
会員各社様に依頼予定
2004.5.18 「萌芽的事例」
農業分野におけるトレーサビリティ
イギリス農業現場のトレーサビリティ状況
「現行事例の検証」
会員各社様に依頼予定
2004.6.15 "トレーサビリティのビジネスモデル
 店頭におけるRFIDを用いた情報提供
 生鮮野菜の情報提供とロジスティクス"
2004.7.20 「萌芽的事例」
街における情報提供モデル
日本の状況
「現行事例の検証」
会員各社様に依頼予定
2004.8.24 「萌芽的事例」
物流分野における識別技術の利用
「現行事例の検証」
会員各社様に依頼予定
2004.9.21 情報共有/情報公開がもたらす社会システムの変化