Concept Masaru MURATA
Development Yoko INABA + Masaru MURATA + Miyuki YAMASAWA
 デジタル情報の操作に人間が本来持っている 身体的・触覚的な行動原理をうまく取り入れたなら、人とデジタルの世界の境界は透明に なり人とモノとのインタラクションと同じように インタラクションが可能になるだろう。 本作品では、人とデジタル世界の間に、操作 説明を必要としないごく自然な関係を「蛇口」 という使い慣れたモノをデジタル世界との接点 とすることで、築いている。その操作に関して も、「蛇口をひねることで〜を出す」という、モノ の持つ基本的な使用法を変更せずに、その 動きをデジタル情報の操作に結びつけること に成功している。




◆動作原理
鏡(ハーフミラー)と液晶ディスプレイの二重 構造になっている。液晶ディスプレイの on/offを手元の蛇口により 操作する。 任意のチャンネル設定により、自分の好み のコンテンツが、鏡の裏側から貼り付けら れた液晶ディスプレイに表示され、鏡を通 して透過して見える。 on/off制御はディレクターコンテンツによる。