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: まとめ : 状況適応型アプリケーションの作成例 : 汎用状況適応型アプリケーション

名前付けアプリケーション

名前付けアプリケーションは,状況適応型アプリケーションではなく,ユーザ による名前付けを支援するアプリケーションである.このようなアプリケーショ ンを使用することにより,名前付けが容易に行える.

ユーザは左の木構造からカテゴリを選択し,名前を入力するだけで名前付けが 行われる.右は現在使用しているセンサおよびそのセンサ情報である.しかし, これらの情報をユーザが意識する必要はない.

名前付けアプリケーションにおける基礎部分の疑似コードを以下に示す.


main(){
        r2_init(``R2_system_address'');
        /* ユーザからの名前とカテゴリの入力を
           受け付ける */
        add_name(``Tempreture'',``Cold'');
}

また,図5にGUIを用いた名前付けアプリケーションの試作 例を示す.

図 5: 名前付けアプリケーション
\begin{figure}
\begin{center}
\epsfile {file=eps/name-gui.eps,scale=.3}\end{center}\end{figure}

R2システムに対するAPIを使用することにより,前述の分類全てにおける状況 適応型アプリケーションを容易に作成することができる.また,従来のアプリ ケーションに状況適応性を持たせることも容易である.そのため,R2システム およびそのAPIは簡便性,汎用性および柔軟性があると言える.



Fumio Wakayama 平成14年2月26日