名前付けアプリケーションは,状況適応型アプリケーションではなく,ユーザ による名前付けを支援するアプリケーションである.このようなアプリケーショ ンを使用することにより,名前付けが容易に行える.
ユーザは左の木構造からカテゴリを選択し,名前を入力するだけで名前付けが 行われる.右は現在使用しているセンサおよびそのセンサ情報である.しかし, これらの情報をユーザが意識する必要はない.
名前付けアプリケーションにおける基礎部分の疑似コードを以下に示す.
main(){ r2_init(``R2_system_address''); /* ユーザからの名前とカテゴリの入力を 受け付ける */ add_name(``Tempreture'',``Cold''); }
また,図5にGUIを用いた名前付けアプリケーションの試作 例を示す.
R2システムに対するAPIを使用することにより,前述の分類全てにおける状況 適応型アプリケーションを容易に作成することができる.また,従来のアプリ ケーションに状況適応性を持たせることも容易である.そのため,R2システム およびそのAPIは簡便性,汎用性および柔軟性があると言える.