PROGRAM / プログラム

11月 22日(火) / 23日(水・祝)


23日(祝) メインセッション(シアター形式500人)

SFCを代表する教員らによる授業形式のセッション。SFCが創りつつある新しい学問・アカデミズム、先端研究をわかりやすく提示する。

・10:00〜10:50 「情報外交の今」:土屋 大洋

外交とはコミュニケーションに他なりません。脅し、騙し、なだめ、諭し、誘うための言葉が交わされます。しかし、相手が何を考えているかどうやったら分かるのでしょうか。目隠しをされ、耳栓をしたままコミュニケーションはできません。首相や大統領の目となり耳となって助けるのがインテリジェンス・コミュニティ(情報機関)です。対米同時多発テロ(9.11)やイラク戦争で揺れ動くデジタル時代の情報外交の今を読み解きます。

・11:00〜11:50 「映像表現と脳科学」:佐藤 雅彦

これまで「どのような表現をとれば情報がうまく伝わるか」という、コミュニケーションという観点で多数の表現手法を開発してきました。当然、そこには人間の認知に対する知見や仮説が必要ですが、CM・TV番組・ゲームソフトといった現実社会における表現では、商品認知率・視聴率・売り上げ枚数といった現実のビジネスにリンクした数字によってのみ評価されてきました。私は、自分自身が作ってきた表現群を事例に、それを生みだした表現方法の体系化とその理論化を試みてきました。この講義では、その一端を紹介します。

・12:00〜12:50 授業形式:福田 和也

・13:00〜13:50 「地域情報化」:國領 二郎

このセッションでは「地域情報化」の取り組みをテーマに、かねてから取り組んでいる高知県立大方高校の皆さんとのコラボレーションを生でご覧いただきます。地域の活性化、その中で遠隔教育が果たしうる役割、大学と地域のコラボレーションなどが取り組みのテーマです。大学が企業や、地域の教育機関と協働してメディアを駆使した参加型の学びの空間を構築。その中から新たな可能性が生まれることを実際の取り組みを通じて体感していただきます。

・14:00〜14:50 「サクセス・ピープルの人生設計」:赤木 昭夫

何をもって人生における成功とするか、それが問題です。運がよいことを成功だとすると、それは確率の問題になります。つまり、「人生は賭けだ」ということになります。 しかし、それでは、自分で自分の道を切り開いていくことにならないのではないでしょうか。自分が得意なこと、自分が好きなこと、当面それをひとつに絞り、3年続けること、それを10回トライすること、これが皆さんをサクセス・ピープルにします!!!???

・15:00〜15:20 小林正忠教育奨励奨学金中間報告会

・15:40〜17:05 【創造的破壊者としてのSFC】

 小島 朋之(総合政策学部長) × 冨田 勝(環境情報学部長)
 × 佐藤 蓉子(看護医療学部長) × 徳田 英幸(政策・メディア研究科委員長)
 × 吉野 肇一(健康マネジメント研究科委員長) × 村井 純(常任理事)

 15年前にSFCが提起した問題は、あっという間に日本中に伝播し、新しい知を求める動きが彷彿とわき起こってきた。さまざまな学際的な学部の登場や政府のCOEプログラムがその延長にある。走り続けなければいけないSFCの宿命を担うビジョナリーたちが、その構想を明らかにする。

・17:05〜17:30 授業形式:斎藤 信男

・17:30〜18:30 【ホームカミングデイ】(カフェ40にて)

SFCホームカミングデイ2005
http://hcd.sfc.ne.jp/




22日(火) プレミアムセッション(シアター形式500人)

・10:00〜12:00 【日韓インターネット政治対話】

コーディネータ:神保 謙 総合政策学部専任講師
         金 宇祥 延世大学教授
パネリスト
   <日本側>
    〔自民党〕山本 一太 /  河野 太郎
    〔民主党〕 枝野 幸男 / 古川 元久
   <韓国側>
    〔ウリ党〕 宋 永吉(ソン・ヨンギル) / 金 栄春(キム・ヨンチュン)
    〔ハンナラ党〕朴 振(パク・ジン) / 元 喜龍(ウォン・ヒリョン)

次世代を担う日本と韓国の政治リーダーが、インターネット上の政治対話を行って意見交換を行いつつ、新しい日韓政治チャネルを形成し、将来の日韓関係のインフラ作りに役立てることを目的とする。また大学を母体とする政治対話という新しい「トラックII外交」の形成を目指す。

・12:30〜14:00 【バイオテクノロジー&ビジネス】

冨田勝(環境情報学部教授) × 宮田満(日経BPバイオセンター長・慶大客員教授)
飽くなき探求心によって新しい学問領域を切り拓き、その成果を社会へと還元しつつさらにその先を目指す冨田勝と、バイオ業界屈指のジャーナリストとして健筆を振るう宮田満の対峙から、生命科学と人間の関わりのこれまでとこれからを炙りだす。

・14:15〜15:00 【インキュベーションシンポジウム part1】

山本捷雄(藤沢市市長) × 橋本 岳(自民党/衆議院議員)
  × 熊坂賢次(環境情報学部教授) × 國領二郎(環境情報学部教授)

・15:30〜17:00 【インターネット・グローバリズム】

村井純(慶應義塾常任理事・環境情報学部教授) × 大前研一(経営コンサルタント / UCLA教授)
日本のインターネットのパイオニアである村井純とドット・コム・ビジネスの可能性に気づき、IT不況をものともせず、ビジネスを展開する大前研一がインターネット・ビジネスはどう進化していくのか、生き残れるビジネス・モデル、勝ち残れる企業と個人の未来像を描き出す。

・17:20〜18:30 【インキュベーションシンポジウム part2】

松沢成文(神奈川県知事) × 鈴木孝男(独立行政法人 中小企業基盤整備機構理事長)
× 藤原洋(株式会社インターネット総合研究所 代表取締役所長 最高経営責任者)
× 村井純(慶應義塾常任理事、環境情報学部教授) × 國領二郎(環境情報学部教授)

・18:30〜20:00 【レセプション】(カフェ40にて)

SIVアントレプレナーアワード表彰式
http://www.siv.ne.jp/sea2005/