2001年度森基金研究育成費 成果報告書

真核生物における選択的スプライシングのメカニズム解明

政策・メディア研究科修士課程1年 小知和裕美






研究概要

選択的スプライシングとは、1つの遺伝子から複数のmRNAが生成されるスプライシング方式のことを言うが、この選択的スプライシングを行う遺伝子に共通した特徴は未だ見いだされていない。そこで本研究では、マウス及びイネの完全長cDNA libraryを用いて選択的スプライシングによると思われるcDNAを同定しデータベースを作成することを目的とする。将来的にはこのデータベースを用いて、組織特異的に発現するmRNAについてASF(alternative splicing factor)が結合するバインディングサイトのコンセンサス配列を特定することを目指す。

目次

  1. はじめに
  2. 研究手法
  3. 結果
  4. 考察
  5. 今後の展望
  6. 参考文献
  7. 実績