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実現手法の考察

いつでもどこでも利用可能なメディアアクセス環境で想定される メディアアプリケーションとして,本研究では メディアデータの入出力を行うアプリケーションを仮定する. 例えば,音楽・ビデオプレーヤ,テレビ電話,ボイスレコーダなどが含まれる.

このようなアプリケーションが取り扱うデータとして,マルチメディアデータと制御データが 考えられる. マルチメディアデータとしては,例えば音声や動画のストリームや,必要なメディアファイルの ダウンロードなどが考えられる. 制御データとしては,機器間で協調動作を行うためのコマンドや指示が考えらえる. 例えば,音量の調整や,再生の開始などが挙げられる.

前節で取り上げた2つの手法におけるデータの流れを1の(a)と(b)に示す. (a)は,手法1におけるデータの流れを示しており,各機器間で必要に応じてマルチメディア データや制御データが交換される. (b)は,手法2におけるデータの流れを示しており,制御機構はマルチメディアデータと 制御データを共に集中的に管理し,利用する機器に対して通信を行う.

図 1: 各手法におけるアプリケーションのデータ
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Takeshi Iwamoto
平成16年2月27日