都市空間の形態遷移モデルの構築とそのシミュレーションに関する研究

政策・メディア研究科 環境デザイン専攻 修士2年 伊藤慎介


 

はじめに

 本研究は慶応義塾大学大学院池田研究室において2001年度春学期に開始したプロジェクト、『複雑適応系システムの建築・都市空間への応用』の一環である。当プロジェクトは「複雑系の科学」に代表される自律・分散・協調的システムを空間に適用することにより、内外の環境の変化に対して適応能力・学習能力のある空間構築や、自由度と多様性を保ちながら同時に全体が統一されたデザインを実現することを目的とする。当プロジェクトは以下の3つの研究アプローチから構成される。

@ 自律・分散・協調的(複雑適応的)環境デザインの可能性の探求とメカニズムの解明

A 複雑適応的システムや理論を応用した建築や都市における空間モデルの構築

B 3次元CADを用いたシミュレーションツールの開発及びそれを利用した@Aの考察と検証

 

目次

1 研究の背景と目的

2 研究方法

3 研究結果

4 比較・分析

5 結論・考察

6 関連研究へのリンク