ゆるいコミュニケーション・ラボ

Yurui Communication Laboratory

開設2016年2月3日
代表者
加藤 文俊
環境情報学部教授
連絡先
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス ν(ニュー)棟B
Tel:0466-49-3441

目的

異なる能力や立場、価値観を持ったいろいろな人たちが関わり合うことで、「新しい何か」を社会のシステムやサービスの中を生みだす創造的な活動は、どのようなコミュニケーションによって促進され、実現されるのでしょうか?
本ラボラトリでは、会社・学校・自治体・地域コミュニティなど社会のいろいろな組織と一緒に実験的なプロジェクトやフィールドワークを行い、そのコミュニケーションのあり方と可能性を教員と外部研究者が共同で研究・模索していきます。

現代のいろいろな社会的問題の多くは自分の外側にあるのではなく、自分を含めた社会との関係の内側に存在しており、それは時代とともにとても複雑になってきています。そして、その問題に対する「答えや解決策」といえるものはもはや存在すらしないのかもしれません。つまり、問題を解決するのではなく、問題そのものと粘り強く付き合っていくということが求められています。

そこで、これまでの「問題発見・問題解決」のアプローチにしばられず、プロジェクトへの参加者すべてがそれぞれの考えや発想、疑問、違和感などを自由にぶつけ合い、変化を楽しみ、そこから生まれる発見や学びが連鎖する「ゆるいコミュニケーション」の場をつくりだしていきます。

「ゆるいコミュニケーション」は複雑化したいろいろな社会的問題と柔軟に付き合っていくためのきっかけ(トリガー)であり、試行錯誤の冒険です。研究メンバーはその価値に注目し、「答えや解決策」にかわる「いろいろな立場や意見」を見いだしていきます。そして、それらがおもしろく混ざり合っていく社会を実現するための、新しい行動ポリシーを明らかにしていきます。

構成メンバー

加藤 文俊代表 環境情報学部教授
ラボ代表。主に、フィールドワークの場におけるコミュニケーションのあり方について、研究を行う。
熊坂 賢次 名誉教授
主に、学習や知の創発のための新しいコミュニケーションのあり方について、研究を行う。
井庭 崇 総合政策学部教授
主に、創造的活動を支援するコミュニケーションの技法について研究を行う。
石川 初 環境情報学部教授
主に、創造的空間や環境、メディアについて研究を行う。
野中 葉 総合政策学部准教授
主に、現代社会と宗教、異文化研究の視点から創造的研究を行 う。
若新 雄純 政策・メディア研究科特任准教授
ラボのプロデューサーとして、主に外部との連携推進や研究企画の立案を行う。
木村 紀彦 SFC研究所上席所員
プロデューサーの研究企画の立案・推進を学術的見地から補助する
佐藤 崇弘 SFC研究所上席所員
五十嵐 雄太 SFC研究所所員
寺井 優介 SFC研究所所員
村上 純一郎 SFC研究所所員
小菅 慶一 SFC研究所所員

※構成メンバーの所属・職位および本ページに記載の内容は、本団体設立当時のものも含まれます。ご了承ください。

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