- press release
慶應義塾大学が率いる「リスペクトでつながる『共生アップサイクル社会」共創拠点」プロジェクトにおいて、建設物の資源循環性能の簡易評価手法を開発 ―サーキュラーエコノミーの実現に寄与する建設物の普及を促進―
2025年4月8日
慶應義塾大学SFC研究所(以下「SFC研究所」)「デジタル駆動超資源循環参加型社会共創コンソーシアム(代表:慶應義塾大学環境情報学部教授 田中浩也)」は、建築の資源循環性能※1を設計初期から容易に評価可能な簡易評価手法を開発しました。
建設物で使用される建材・設備等は、鉄・コンクリート・木質等の構造部材やガラス等の外装材、石こうボード等の内装材、空調・衛生等を含めた設備部材など多岐にわたり、その量も莫大です。そのため、資源循環性能の高い建設物の実現は、サーキュラーエコノミーの推進に向けて極めて重要な取り組みとなっています。
本手法の適用による資源循環性能の向上は、建設物の建設や解体の際のCo2削減に寄与するため、カーボンニュートラルにつながる建築であることを訴求します。
今後は、本手法に基づいて設計された仮設建設物を題材に、解体後の部材を転用しながら2次流通させるための新たな地域実験を開始します。また、建築を「しげんバンク」と捉えることで、地域住民や次世代の子供たちに対して、サーキュラーエコノミーを学ぶための「生きた教科書」として、建築を通じた新たな学びを創出していく方法論も検討していきます。
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【配信元】湘南藤沢事務室 学術研究支援担当