キャンパス創発コンソーシアム

Campus Emergence Consortium

※構成メンバーの所属・職位および本ページに記載の内容は、本団体設立当時のものも含まれます。ご了承ください。

目的

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスでは、未来に向けた新しいキャンパス創造を目的に「未来創造塾構想」を描き、2015年度よりSBC (Student-Build Campus)という名のもと、新たなキャンパス計画をスタートさせた。SBCは、未来創造塾構想におけるEAST街区を中心に実施されるものであり、学生・卒業生・教職員が主体的に関わることで、SFCが目指す新しい滞在型教育研究のためのキャンパスづくりを目指す点に特徴がある。また、SFCにおける現行の教育・研究プログラムをベースとして、その先に求められる新しい領域開拓を標榜している。SBCは、SFCにおける先端的教育・研究のための実験場となり、世界に発信できる多分野にまたがる様々な創発的研究を行うことが期待される。

そこでSFC研究所内に未来創造塾SBCを始めとする新しいキャンパス計画を推進する創発的研究を行う新たなコンソーシアムを立ち上げ、企業・行政などとの連携を計りながら未知の領域を開拓する拠点としたい。ここではSFC内の多くの教員が研究メンバーになり、その研究会内外の活動を協働して行うことを通して学生達に新たな教育・研究に触れる機会を作るとともに、企業や行政との新たな研究機会を設け、SBCやその他のキャンパス計画に関わり教育・研究を進める研究者を育成する。また、SBC内で開発されたデザインや技術など慶應義塾の知的財産として確保すべきものがあるときに、その主体として当コンソーシアムを位置づけその母体としたい。

本コンソーシアムを通して、(1)学生、卒業生、教職員が自らの手でキャンパス計画を策定するための手法や建築構法の開発を行い、(2)滞在型教育(普段の授業や研究とは異なる時間の使い方)による学生や教員の変化や教育的効果についての検証、(3)前項の内容と関連して、滞在型が実現することによる領域横断的な研究の創発可能性についての探求、以上の3点を中心に、滞在型教育研究キャンパスの作り方を方法論化し、さらにその存在意義や効果を明らかにする。

(滞在型教育よって成果が期待される新たな領域・分野)
生活環境をもとにした新たなものづくりの方法、卒業生‐在学生の交流をベースとした人材育成、セルフビルドに適した建築構法の開発、食や新技術をもとにしたコミュニケーションツールの開発、地域社会と連携した協働研究など

研究活動計画の概要

  • 滞在棟1およびDFF-Wを利用した、滞在型教育の実践とその効果の検証
  • 滞在の機会を利用した卒業生と学生の協働によるプロジェクト「マイゼミ」の実施
  • 食や地域をテーマとした滞在型教育の探求および第2期の建築計画および運用方法の策定
  • 第3期の利用パターンの検討および建築計画の策定

構成メンバー

小林 博人代表 政策・メディア研究科教授 / 環境情報学部教授
村井 純 慶應義塾⼤学教授
古谷 知之 総合政策学部教授
加藤 文俊 環境情報学部教授
長谷部 葉子 環境情報学部准教授
井庭 崇 総合政策学部教授
松川 昌平 環境情報学部准教授
連 勇太朗
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