デジタル駆動 超資源循環参加型社会 共創コンソーシアム
Co-Creative Consortium toward Digital-Driven Leaped Circular Society
開設 | 2021年10月1日 |
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代表者 |
田中 浩也
環境情報学部 教授 |
連絡先 |
E-mail:fabearth[at]sfc.keio.ac.jp
※[at]は @ に変換してください |
※構成メンバーの所属・職位および本ページに記載の内容は、本団体設立当時のものも含まれます。ご了承ください。
■目的
本コンソーシアムは、文部科学省「共創の場形成支援プログラムCOI-NEXT」(地域共創分野、育成型)採択テーマ「デジタル駆動・超資源循環参加型社会共創拠点」の参画企業を発足メンバー(運営会員)とし、鎌倉市を主たる実験フィールドとして、本テーマが掲げる「『プラスチック地捨地消』都市の実現と、創造的なサーキュラーエコノミーの実現」達成へ向けて、必要となるPOC (Proof Of Concept)を、大学、企業、市民、自治体がともに共創し、具現化するための活動を推進することを目的とする。2021年度においては主として次の8つの活動を予定している。
- 地域から出るプラスチックをその地域の中で、高付加価値で高機能な各種製品へと再加工し、新たな付加価値を生みながら、地域内で再利用したり販売できる可能性を検証する「パイロットプロジェクト」の実施
- 材料の素性情報を各ステイクホルダー間で共有するための「マテリアル・マイナンバー」に関する議論と実証実験、教材の作成、および先行するEUの「マテリアル(プロダクト)パスポート」の調査
- 3Dプリンタ等のデジタル製造技術を用い、また未来のリサイクル可能性を担保するための環境配慮型設計の理論と認証についての議論
- 「地捨地消率」をはじめとした、循環型社会の新指標の設計と議論。市民意識(シビックプライド)に基づく資源循環型参加型社会の「豊かさ」に関する新指標(メトリック)の開発も含む。
- IoT化された回収ボックスや収集車による、センシングとモニタリングに基づく回収状況のデータ補足と、収集したデータを視覚化し分析や最適化を行うことのできる「資源循環プラットフォーム」の構築に関する議論
- 国内・国外の「サーキュラーエコノミーベンチャー(スタートアップ)」起業事例やビジネスモデル等の調査
- 「『プラスチック地捨地消』都市の実現と、創造的なサーキュラーエコノミーの実現」というビジョンを市民や国内、国外に認知してもらうための取り組み、コンテスト等の開催
- その他、「『プラスチック地捨地消』都市の実現と、創造的なサーキュラーエコノミーの実現」達成へ向けて必要となる諸活動
■研究活動計画の概要
- 1年目
各参加企業がそれぞれのリソースを持ち寄りながら、2022年度以降に鎌倉市を主たるフィールドとして進めていくパイロットプロジェクトの中身を議論していく。
また、「目的」欄に記載した活動の8つの方向性を基軸とし、2022年度以降の活動の単位となるワーキンググループを編成し、チームを構築する。
- 2年目
1年目に計画したパイロットプロジェクトを実施・適用し評価を試みる。ワーキンググループごとに議論を深め、シンポジウム等の形で、社会に対して情報発信する。
- 3年目
2年目の実験結果をもとに改良と改善、ブラッシュアップを進め、必要に応じて再度の実験を重ねる。
構成メンバー
田中 浩也代表 | 環境情報学部教授 デジタルマニュファクチャリング基盤技術の研究開発 |
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玉村 雅敏 | 総合政策学部 教授 資源回収に関する官民連携モデルの研究 |
中澤 仁 | 環境情報学部 教授 IoT資源回収ボックスによる行動変容技術の開発 |
三次 仁 | 環境情報学部 教授 無電源センサ技術の研究開発 |
宮川 祥子 | 看護医療学部 准教授 看護・介護向けデジタルマニュファクチャリング技術の研究開発 |
仲谷 正史 | 環境情報学部 准教授 3Dプリント物の感性評価技術の研究開発 |
湯浅 亮平 | 大学院政策・メディア研究科 特任講師(非常勤) 3Dプリンタ向け材料改良技術の研究開発 |
常盤 拓司 | 大学院政策・メディア研究科 特任教授 プロジェクトマネジメント、産学連携 |
青木 まゆみ | 大学院政策・メディア研究科 特任助教 プロジェクトマネジメント、産学連携 |
内山 映子 | 大学院政策・メディア研究科 特任教授(非常勤) プロジェクトマネジメント、地域連携 |