次世代テクノロジー&ファイナンス・コンソーシアム

Next-Gen Technologies & Finance Consortium

開設2021/6/1
代表者
古谷 知之
総合政策学部・教授
連絡先
Tel:0466-49-3520

※構成メンバーの所属・職位および本ページに記載の内容は、本団体設立当時のものも含まれます。ご了承ください。

目的

本コンソーシアムは、「次世代テクノロジー(ナレッジ)」と「金融」をハブとした、産業横断のネットワーク結束(融合)による、社会課題解決と政策提言を行うことを目的としている。

デジタル技術の進展や脱炭素に向けたエネルギー政策実現のための技術開発が我が国の国際競争力を左右する中、新技術の実証実験等による社会実装に向けた取組が重要になってきている。また、国内に目を向けても、「人口集積の進む首都圏」と「人口減少による経済規模縮小に悩む地方」といった構造的問題に加え、「超高齢社会化」に適応した持続的な社会インフラの構築など、経済・社会・環境の側面に至る課題が山積し、公的サービスや事業者単独の取組では解決に至らないケースも増加している。

そこで本コンソーシアムでは、スマートシティ等地域の産業競争力強化に関連する 次世代テクノロジー・ナレッジ集約および金融支援と地域社会システムにおける課題を解決するための人材育成を行う。エネルギー・建築/不動産・モビリティ/公的サービスなどといったサブテーマを設け、「ソーシャルインパクト評価」などの方法論を軸として、産業競争力強化に関する(地域)金融支援のあり方に関する教育・研究・社会貢献を行う。全国でスマートシティ(あるいはスーパーシティ)の取り組みが進められているが、大学・研究機関・企業等が有する技術・ナレッジを活用する際に、(地域)金融からの理解や支援が十分に得られないことが少なくなく、社会実装が容易ではないケースが少なくない。本コンソーシアムでの取り組みを通じて、こうした社会課題解決と社会実装及び人材育成を行う。

 

コンソーシアム立ち上げ当初は、エネルギー・モビリティ・建築/不動産のサブテーマに関する分科会を設置し、活動を開始する。他のサブテーマについての分科会も設立予定だが、すべての分科会を一度に立ち上げることは想定していない。ベンチャーキャピタル(VC)などが保有するスタートアップ・地方発企業などのネットワークを活用し、ソーシャルインパクト評価の手法を用いて、具体的なプロジェクトに取り組む。分科会の趣旨に賛同頂ける企業などをコンソーシアム会員として参画を受け入れる。分科会は、定期的に教育・研究・社会実装の成果を社会還元し、政策提言を行う。

 

研究活動計画の概要

  • 1年目

コンソーシアム立ち上げ初年度として、以下の活動を行う。

教育:寄附講座など教育事業の実施

研究:分科会での調査・技術研究・実証実験・政策デザイン/提言の実施

社会実装:スマートシティ/スーパーシティ対象地域での社会実装

 

一年目は、エネルギー分野を中心に分科会を立ち上げ、研究活動を始動するとともに、モビリティ/公共サービス分野での分科会の立ち上げを検討する。2ヶ月に1回程度の勉強会、年に1回程度の全体会合・総会およびシンポジウムを開催する予定である。

コンソーシアム構成メンバーらが関与するスマートシティ/スーパーシティ対象地域での実証実験及び社会実装を行う。

 

  • 2年目

2年目は、以下の活動を実施する。

教育:寄附講座など教育事業の実施

研究:分科会での調査・技術研究・実証実験・政策デザイン/提言の実施

社会実装:スマートシティ/スーパーシティ対象地域での社会実装

 

二年目は、エネルギー分野の分科会を引き続き継続するとともに、モビリティ/公共サービス分野を中心に分科会を立ち上げ、研究活動を始動するとともに、建築/不動産分野での分科会の立ち上げを検討する。2ヶ月に1回程度の勉強会、年に1回程度の全体会合・総会およびシンポジウムを開催する予定である。

コンソーシアム構成メンバーらが関与するスマートシティ/スーパーシティ対象地域での実証実験及び社会実装を行う。

 

  • 3年目

3年目は、以下の活動を実施する。

教育:寄附講座など教育事業の実施

研究:分科会での調査・技術研究・実証実験・政策デザイン/提言の実施

社会実装:スマートシティ/スーパーシティ対象地域での社会実装

 

三年目は、エネルギー分野・モビリティ/公共サービス分野の分科会を引き続き継続するとともに、建築/不動産分野を中心に分科会を立ち上げ、研究活動を始動するとともに、建築/不動産分野での分科会の立ち上げを検討する。2ヶ月に1回程度の勉強会、年に1回程度の全体会合・総会およびシンポジウムを開催する予定である。

コンソーシアム構成メンバーらが関与するスマートシティ/スーパーシティ対象地域での実証実験及び社会実装を行う。

最終年度として、書籍などの形で成果を取りまとめる。

構成メンバー

古谷 知之代表 総合政策学部・教授
代表、モビリティ/公的サービス分野
池田 靖史 政策・メディア研究科・教授
建築/不動産分野
厳 網林 環境情報学部・教授
食料・エネルギー・水のネクサス分野
ショウ ラジブ 政策・メディア研究科・教授
災害リスク・エネルギー分野
蟹江 憲史 政策・メディア研究科・教授
SDGs・グローバル・ガバナンス分野
野口 謙吾 三井住友信託銀行・取締役副社長
藤沢 卓己 三井住友信託銀行・常務執行役員
加賀 一生 三井住友信託銀行
日高 大樹 三井住友信託銀行
苫米地 啓 三井住友信託銀行
寺西 俊 三井住友信託銀行
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