エイジレス・アカデミー・ラボ
Ageless Academy Lab.
開設 | 2016年7月1日 |
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代表者 |
深堀 浩樹
看護医療学部教授 |
目的
年齢に関係無く、しかし自分の年齢に合った、無理のない新たな成長(より良く生きる)支援カリキュラムの研究と実践を推進する。対象は高齢者のみならず、成人病疾患を抱える中高年、不慮の事故等により運動機能や認知機能に疾患を抱えた方や、健康な方といった、あらゆる人であり、それぞれに合った“成長”を共に考え、実践して行くものである。
研究会の具体的な活動としては、大学のみならず、施設やコミュニティ、企業との協働をはかり、講演会の開催、シンポジウムの開催、測定会の開催、研究や実験報告会などの機会を作り、課題・情報・データの共有の“場”を作っていく。
研究活動計画の概要
- 目的達成に向けて、以下の6つのテーマを検討
1) 歩育:姿勢、バランス、体幹、歩行など健康の基本要素を見つめ直し、自分に合ったレベルで鍛えようというもの
2) 養知:今の認知レベルを評価し、反応レベル、反射レベル、判断レベルを理解して、必要な知識を養うことで、いつまでも若々しく健康を維持しようというもの
3) 笑学:様々なコミュニケーションツール(ロボット、ゲーム、カラオケなど)を用いて、楽しく、若々しく、元気に笑って過ごせるよう、色々なアプリケーションを体験し、自身の潜在的な機能を引き出そう(呼び戻そう)というもの
4) 注学(注意学):日常生活を維持継続する上でQOL(生活の質),ADL(日常生活動作)を向上させるための認識や、進化する社会構造や様々なリスク要因を認識して、安心して生活できるようになりましょうというもの
5) 効考:自分に合った体力維持や免疫力維持の方法を考えましょうというもので、体の状態に合った食の効果などを考え、免疫力を高め、自然のバイオリズムを取り戻し、整えましょうというもの
6) 題学:“あなたの人生そのものを考えましょう”というもので、今まで生きてきた記憶を記録する。伝えたいことを語る。あたらしい事を調べる。好きなこと、健康のことなんでも良いのです。これからの人生を生きて行く為の夢を語り、実現しましょうというもの - QOLやADLの維持・向上を支援する取り組みが重要と考え、カリキュラムを研究
- 今後、従来の世代に比べて消費文化を謳歌した団塊世代の高齢化により、自分のニーズに合致した付加価値の高いサービスを希望する傾向が予想され、一人ひとりに合ったオーダーメイドの支援方法の研究
- 世界に先駆けて高齢化が進む日本において、健康寿命の延伸に寄与する、健康と生活の質を向上させるサービスの研究
- 「できる」を支援することの重要性を軸にした研究
‐介護が必要になる前に「当たり前」に行っていたことを続けられることが、「自分らしい暮らし」といえる。「以前はできていたが、できなくなること」が少しずつ増えていくのが、歳をとることであり、「できなくなったことをカバーする、支える」ということとともに、「喜び」「楽しみ」「やりがい」を引き出していく研究
‐高齢者や要介助者本人の喜びや自信を引き出し、さらには、そのことを通して支援する側のモチベーション、やりがいの向上についても、その効果を研究・検証・経過観察。健康維持支援プログラムの検討・作成・検証
‐運動機能、認知機能の維持、改善により「自信」「意欲」「誇り」を取り戻す研究 - 新しい「介護レクリエーション」「場づくり」で「笑顔」を呼び戻す研究
- 場づくり
‐講演会:大学研究者、介護施設、行政機関、研究機関、企業による講演など
‐シンポジウム:製品展示の機会、企業プレゼン、介護施設プレゼンなど
-測定会:運動機能や認知機能の測定や色々なアプリケーション体験反応評価など
‐研究発表会:研究結果、実験結果、最新学術報告など
構成メンバー
深堀 浩樹代表 | 看護医療学部教授 |
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金子 仁子 | 看護医療学部教授 |
小林 正弘 | 看護医療学部教授 |
宮川 祥子 | 看護医療学部准教授 |
小熊 祐子 | 健康マネジメント研究科准教授 スポーツ医学研究センター准教授 |
村井 純 | 名誉教授 |
秋山 美紀 | 環境情報学部教授 |
國領 二郎 | 総合政策学部教授 |
山内 賢 | 体育研究所教授 |
平尾 美佳 | 看護医療学部助教 |
吹田 晋 | 看護医療学部助教 |
太田 喜久子 | 名誉教授 |
飯田 健次 | SFC研究所上席所員 |
真志田 祐理子 | SFC研究所上席所員 |
増谷 順子 | SFC研究所上席所員 |
和田 優 | SFC研究所上席所員 |
※構成メンバーの所属・職位および本ページに記載の内容は、本団体設立当時のものも含まれます。ご了承ください。