Auto-ID ラボ

Auto-ID Laboratory

開設2003年1月1日
代表者

目的

国際的な非営利法人であるEPCglobalが標準化を進めているEPCネットワークは、EPC(Electorical Product Code)と呼ばれる識別子を用いた、自動認識技術および情報処理技術です。製品にEPCが記録されたRFID(電子タグ)を付加することで、物体に関する高度な情報処理が可能になります。

Auto-ID LabsはEPCネットワークに関する基礎研究および高度化を担う国際的な研究ネットワークです。世界7大学に研究拠点を置いており、慶應義塾大学SFC研究所Auto-IDラボはその一端を担っています。この他、米国マサチューセッツ工科大学、英国ケンブリッジ大学、豪アデレード大学、スイスのザンクトガレン大学、中国の復旦大学、韓国のICU(Information Communication University)に研究組織があり、それぞれ専門に基づいた研究活動を行っています。

本ラボラトリでは、主にインターネットなどのネットワーク分野とモビリティ、ユビキタスといった新しいコンピューティングとEPCネットワークの関係を研究しています。基礎研究のみならず、技術標準化、利用法と普及、社会における影響の検討といった広い範囲を扱っています。

研究活動の概要

1. Auto-IDアーキテクチャ研究開発識別子に関する検討
  1. 名前解決機構の検討
  2. セキュリティ技術開発
  3. RFID無線技術の研究
  4. RFID無線回路設計
  5. RFID無線システム参照モデル構築

 

2. アプリケーション研究開発
  1. Auto-IDアプリケーションの検討および開発
  2. Auto-IDのユビキタス・コンピューティング分野への応用

 

3. 標準化活動
  1. EPCglobalを中心とした制度・技術標準化活動機関への参画
  2. 国内関連組織とのリエゾン

 

4. ビジネスモデルと社会制度
  1. 産業への適用モデルと利用形態、社会へのインパクトの検討
  2. 電波行政とグローバル化の検討

展開

  1. 実証実験の実施
  2. Auto-ID技術の標準化
  3. セキュリティおよびプライバシに対する検討
  4. 利用周波数等の検討および提言
  5. 国内法制化委員会等への参画

構成メンバー

村井 純代表 慶應義塾大学教授
中村 修 環境情報学部教授
國領 二郎 総合政策学部教授
三次 仁 環境情報学部教授
梅嶋 真樹 政策・メディア研究科特任准教授
鈴木 茂哉 政策・メディア研究科特任教授
中根 雅史 政策・メディア研究科特任助教
稲葉 達也 SFC研究所上席所員
佐藤 泰介 SFC研究所上席所員

※構成メンバーの所属・職位および本ページに記載の内容は、本団体設立当時のものも含まれます。ご了承ください。

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