みらいのまちをつくる・ラボ

Laboratory for Creating Advanced Smart Town

開設2018年11月1日
URLhttps://oimachi-keio.com/
代表者
飯盛 義徳
総合政策学部教授

目的

人口減少、高齢化社会を迎え、地域の持続可能な発展のためのあり方を抜本的に考え直していくことが喫緊の課題となっている。従来、地域においては、講や結などの相互扶助によって問題を解決する手立てがあった。しかし、昨今、地縁を中心としたこのような仕組みがうまく機能しなくなりつつあり、今後どのように対策を講じるか試行錯誤の段階である。一方、ICTを中心としたテクノロジーの進展は目覚ましく、地域における課題解決の起爆剤としても期待が大きい。

そこで、本ラボでは、大井町を社会実験の舞台として、環境、建築、都市計画、テクノロジー、コミュニティなどの複合的視点からのアプローチによる実証的、かつ実践的研究プロジェクトを通して、未来の地域をつくるための実践知を創造する。さらに、地域資源を存分にいかした、人々のウェルビーイング(well being)に資する、未来の地域づくりのモデルを提示する。そして、SFCらしい、あるべきものを探究する「設計科学」を打ち立てて、地方創生の次の世界を拓くことを目指す。

研究活動計画の概要

<1年目>
ラボの活動拠点を大井町に形成し、環境、建築、都市計画、テクノロジー、コミュニティなどの複合的視点からのアプローチによる研究プロジェクトを実践して、持続的な発展をもたらす次世代の地域づくりについて議論する。

  1. 住みやすいスマートシティ(Smart City)の計画とデザインに関する研究
  2. eスポーツと地域づくりに関する研究
  3. コミュニティと地域づくりのための拠点・空間に関する研究

<2年目>
これまでの研究成果をいかしながら、さらに大井町における多様な主体との協働を促進し、研究プロジェクトの深化を図る。また、大学連携による地域づくり、多世代交流の居場所づくりに関する研究プロジェクトを立ち上げる。

  1. 住みやすいスマートシティ(Smart City)の計画とデザインに関する研究
  2. eスポーツと地域づくりに関する研究
  3. 大学連携による地域づくりに関する研究
  4. コミュニティと地域づくりのための拠点・空間に関する研究
  5. 多世代交流の居場所づくりに関する研究

<3年目>
研究成果の対外的発信にも取り組むとともに、研究プロジェクトの継続的な発展を図る。

  1. スマートシティ(Smart City)の計画とデザインに関する研究
  2. 地域づくりにおける新たなスポーツの可能性に関する研究
  3. 大学連携による地域づくりに関する研究
  4. コミュニティと地域づくりのための拠点・空間に関する研究
  5. 多世代交流の居場所づくりに関する研究
  6. 研究プロジェクトの成果発信、国際的ネットワーク形成

構成メンバー

飯盛 義徳代表 総合政策学部教授:地域づくり全般、コミュニティ形成
厳 網林 環境情報学部教授:スマートシティの計画
宮垣 元 総合政策学部教授:コミュニティ形成の拠点・空間づくり
加藤 貴昭 環境情報学部教授:eスポーツ
石川 初 環境情報学部教授:ランドスケープデザイン
鈴木 治夫 環境情報学部准教授:バイオインフォマティクス
大木 聖子 環境情報学部准教授:科学コミュニケーション
坂倉 杏介 政策・メディア研究科特任准教授(非常勤):多世代交流の居場所づくり

※構成メンバーの所属・職位および本ページに記載の内容は、本団体設立当時のものも含まれます。ご了承ください。

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