東西ライフサイエンスイノベーション・ラボ

East-West Life Science Innovation Laboratory

※本ラボは終了しました。掲載の情報は終了当時のものです

開設2013年4月1日
代表者
渡辺 賢治
環境情報学部教授

目的

現代医療における重要なテーマの1つとして、ヘルスケアにおける予防医療が挙げられるようになって久しい。昨今、現代人の生活習慣・環境の変化から、不定愁訴・未病者や生活習慣病の増加が著しいが、症状を最初に定義する必要のある西洋医学の枠組みでは解決策を見出すことが難しい。それゆえ、社会的なニーズはあるものの方法論が確立されていない領域として、予防医療が取り残されている状況にあると言える。
東西ライフサイエンスイノベーション・ラボでは、日本の伝統医学である漢方医学と西洋医学の方法論を統合させ、ITシステムとの融合からユーザーの健康医療情報を蓄積し有効活用することで、医療サービス提供に向けて未病診断支援システム、一般ユーザーに向けてセルフメディケーション支援システムを開発し、実証を試みるアプローチを採用する。

研究活動計画の概要(1年目)

  • 医療機関への漢方診療支援ツールの導入:
    漢方薬を処方する機会のある医療機関・医師向けに、患者の漢方診療支援ツール(問診・舌診・脈診をもとに体質の所見提示と最適な漢方薬選択をサポートするツール)を提供するための方法論を開発する。
  • 海外の医療サービス提供者に対するティーチングクリニック:
    海外の医師、特に欧米の医師向けに強いニーズのある漢方診断方法について、診断支援ツールを用いた診断方法、漢方クリニックを開く際のビジネス面でのスキル・ファンドの開発サポートを目的としたトレーニング講座を提供するためのラーニングシステムを開発する。
  • 薬局向け漢方薬選択支援ツールの導入:
    薬局・薬剤師向けに、適切な漢方薬選択をサポートするツールを提供するための手法を開発する。

構成メンバー

渡辺 賢治代表 環境情報学部教授:代表、漢方医学、東西医療
古谷 知之 総合政策学部教授:統計学
村井 純 環境情報学部教授:インターネット
國領 二郎 総合政策学部教授:経営情報システム
池田 靖史 政策・メディア研究科教授/環境情報学部教授:建築・都市設計
清木 康 環境情報学部教授:健康データ解析
飯盛 義徳 総合政策学部教授:医療コミュニティ作り
高汐 一紀 環境情報学部准教授:ロボット活用
植原 啓介 環境情報学部准教授:コンピュータネットワーク
宗形 佳織 SFC研究所上席所員:漢方、鍼灸
井上 従子 SFC研究所上席所員
奥野 智織 SFC研究所上席所員
福田 健 SFC研究所上席所員
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