政策ケース・ラボ

Policy Case Laboratory

開設2024年8月1日
代表者
加茂 具樹
総合政策学部 教授

目的

政策ケース・ラボは、「政策ケース」を作成し、「政策ケース」を用いた教育を実践するプラットフォームである。

「政策ケース」とは、総合政策(問題発見と問題解決)のプロフェッショナルを育成する教材である。「政策ケース」には、ある特定の政策課題についての政策立案の過程(が描かれている。この「政策過程」には、現実社会の問題を解決するために必要な、人や組織や社会を動かす先端的、専門的、かつ領域横断的な知が埋め込まれている。

学生は、「政策ケース」を使いながら討議を重ねることにより、①公共政策における意思決定とアクションプランの策定、②政策形成、政策決定、政策実施上の出来事にかかる成果の評価、③様々な課題の主要な要因の抽出や理解、④それらの分析のためのスキルの習得など、総合政策(問題発見と問題解決)のプロフェッショナルとして必要な能力を鍛えることができる。

本ラボは、「実践知」(政策過程)を追体験し、「実践知」に関する知を結集した「政策ケースブック」をつくり、SFCの新しいアカデミックコモンズを創造することに努める。

なお、本ラボは、慶應義塾未来先導基金2023年、および2024年度公募プログラム「『政策決定を学ぶスクール』としての総合政策学」の一環として実施する。

研究活動計画の概要

 
■1年目

  1. 政策ケースの開発
    主として、官産学が協働してきた公共政策などのケース(政策ケース)教材の開発を行う。今後、総合政策学部や環境情報学部が実施している官庁交流人事に関連する政策領域を中心に、政策ケースを開発する。
  2. 政策ケース教材の管理・普及のためのプラットフォームの構築
    開発した政策ケース教材が幅広く活用されるためのプラットフォームを設計、構築し、運営する。
  3. 政策ケース教材の教育での提供
    開発した政策ケースを用いた教育を学部の講義で実施し、人材育成につなげる。

■2年目

  1. 政策ケースの開発
    主として、官産学が協働してきた公共政策などのケース(政策ケース)教材の開発を行う。今後、総合政策学部や環境情報学部が実施している官庁交流人事に関連する政策領域を中心に、政策ケースを開発する。
  2. 政策ケース教材の管理・普及のためのプラットフォームの構築
    開発した政策ケース教材が幅広く活用されるためのプラットフォームを設計、構築し、運営する。
  3. 政策ケース教材の教育での提供
    開発した政策ケースを用いた教育を学部の講義で実施し、人材育成につなげる。

■3年目

  1. 政策ケースの開発
    主として、官産学が協働してきた公共政策などのケース(政策ケース)教材の開発を行う。今後、総合政策学部や環境情報学部が実施している官庁交流人事に関連する政策領域を中心に、政策ケースを開発する。
  2. 政策ケース教材の管理・普及のためのプラットフォームの構築
    開発した政策ケース教材が幅広く活用されるためのプラットフォームを設計、構築し、運営する。
  3. 政策ケース教材の教育での提供
    開発した政策ケースを用いた教育を学部の講義で実施し、人材育成につなげる。

構成メンバー

加茂 具樹代表 総合政策学部 教授
代表、統括
土屋 大洋 政策・メディア研究科 教授
サイバーセキュリティ政策
飯盛 義徳 総合政策学部 教授
地域活性化政策
秋山 美紀 環境情報学部 教授
健康政策
和田 龍磨 総合政策学部 教授
経済政策
髙橋 裕子 総合政策学部 准教授(有期)
労働政策
藤田 元信 総合政策学部 教授(有期)
科学技術政策
石川 光泰 総合政策学部 准教授(有期)
社会安全政策
和田 直樹 環境情報学部 准教授(有期)
環境政策
栗原 渉 環境情報学部 准教授(有期)
情報通信政策
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