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★11月23日(火・祝)13時配信★
  慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス Open Research Forum(ORF)
Re: cross LIVE ゲストセッション発表第一弾
「コロナをきっかけに問い直す、メンタルヘルスへのテクノロジーの寄り添いかた」

2021年11月15日

  1. ORFの概要とその目的

SFC Open Research Forum(ORF)は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにおける学術研究推進のための機関として1996年に設立されたSFC研究所が、「みずからの 研究成果を社会へ還元することは重要な社会責任の一端である」との考えに基づき、1996年の開所以来、毎年開催している学術研究発表の場です。

 

ORFは、進行中の研究プロジェクトを産業界・官公庁・自治体・学会などに向けて広く紹介し、外部の評価を得ることで、今後の研究計画に反映させるとともに、研究実施に必要な産官学協力関係の円滑化と、その強化を図る場ともしています。

 

  1. 配信概要

本年のORFは、ウェブサイトで配信します。

SFCの擁する多くの研究室が、その取り組みの内容をご紹介する EXHIBITION、

そして、対話を通じて新たな価値を生み出そうとする セッション の2つが柱となっています。

11月23日(火・祝)13時からは、特別セッションとして現役で活躍する卒業生と教授陣が対峙し社会に提案する以下3つのコンテンツを配信します。

  • コロナをきっかけに問い直す、メンタルヘルスへのテクノロジーの寄り添いかた
  • 「違い」が当たり前になる社会
  • データで日本の未来を変える

そのような3種のセッションに、学部長・研究科委員長のセッションも加わり盛り上げます。

 

  1. ゲストセッション「コロナをきっかけに問い直す、メンタルヘルスへのテクノロジーの寄り添いかた」

医療、特に精神面のサポートを必要としている方々に、テクノロジーはどのように寄り添えるのでしょうか。コロナ禍で多くの人々が不安を抱えながら日々を過ごした期間を振り返りながら、異分野の新たな交差点を探ります。AIと医療という挑戦的なコラボレーションとなります。

  1. セッション参加メンバー 

 ① 内藤貴仁

・プロフィール

株式会社サイバーエージェント 常務執行役員

1977年生まれ。2005年慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科卒。2001年サイバーエージェント入社。

2010年にインターネット広告事業本部の統括本部長を経て、同年、取締役就任。

現在はアドテクノロジーとAIの研究・開発を担うAI関連事業と、オペレーション事業・クリエイティブ事業を統括。2020年に常務執行役員に就任。

 

② 松本奈央

・プロフィール

精神看護専門看護師(2013年看護医療学部卒業、2020年健康マネジメント研究科看護学専攻精神看護分野CNSコース修了)。

大学病院の精神科を経て現在はコロナウイルス感染症の患者を受け入れる急性期総合病院で看護師として勤務。2021年に精神看護専門看護師の資格を取得し、患者や家族、スタッフのメンタルヘルス支援を主な業務としている。

 

 

③ 野末聖香

・プロフィール

慶應義塾大学看護医療学部/健康マネジメント研究科 教授

聖路加看護大学(現 聖路加国際大学)大学院博士課程修了。2001年より現職。専門は精神看護学で日本うつ病学会理事等を務める。APN(高度実践看護師)の育成や教育課程認定、グランドデザイン作成に携わっている。現在、生体センサを用いて心不全患者の睡眠とメンタルヘルスを支援する遠隔看護の研究に取り組んでいる。

 

  1. 本年のORFのテーマ

Re: cross

2020年初頭、世界は変わりました。キャンパスを取り巻く状況も同様です。

多くの価値観が一気に崩れ、人と人、人と社会、人と環境の関わりが以前よりも希薄になる中、我々もまたキャンパスの未来像

– SFC NEW STANDARD – を模索し続けてきました。

過去のスタイルに囚われて思考を停止し、ただ状況の回復を待つのではなく、新たな原点の設置を目指してきたのです。

ORF 2021 では「Re: cross」をテーマとしました。この「Re:」には2つの思いを込めています。

Re: 未来への回答

SFC は多様性への理解と多面的なアプローチを是とし、これまでも様々な研究ドメインのかけ算や人と人とのかけ算を通して「SFC × 未来」のビジョンを描きつづけ、そのときどきの ORF で世に示してきました。そして ORF 2020 での『超融合』。ORF 2021 では、その成果を「未来」の視点から改めて問います。ひとつめの「Re:」、それは未来に向けた SFC からの回答です。

Re: キャンパスのリデザイン

我々が考えるべきキャンパスの未来像とはどのようなものでしょうか?ライブでのオンラインコミュニケーションとオンデマンドコンテンツ、リアルキャンパスと VR キャンパス、サテライトラボ、テレプレゼンスと MR インタラクション、全ての要素がハイブリッド化し、時間・空間・次元を越えてクロスプラットフォーム化するキャンパス。ORF 2021 では、この1年半の経験をもとに、そんな超時空間キャンパスを軸に研究する意義、方法論を示します。ふたつめの「Re:」、それは未来に向けたキャンパスのブーストです。

 

 

11月23日(火・祝)13時からの「Re: cross LIVE」、https://orf.sfc.keio.ac.jp/2021/live/ よりぜひご覧ください。

 

【本件に関する問い合わせ先】

orf-info(a)sfc.keio.ac.jp

(a)は@に置き換えてください。

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