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11月23日(火・祝)13時配信
  慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス Open Research Forum(ORF)
Re: cross LIVE ゲストセッション発表第二弾 「「違い」が当たり前になる社会」

2021年11月17日

  1. ORFの概要とその目的

SFC Open Research Forum(ORF)は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにおける学術研究推進のための機関として1996年に設立されたSFC研究所が、「みずからの研究成果を社会へ還元することは重要な社会責任の一端である」との考えに基づき、1996年の開所以来、毎年開催している学術研究発表の場です。

 

ORFは、進行中の研究プロジェクトを産業界・官公庁・自治体・学会などに向けて広く紹介し、外部の評価を得ることで、今後の研究計画に反映させるとともに、研究実施に必要な産官学協力関係の円滑化と、その強化を図る場でもあります。

 

  1. 配信概要

本年のORFは、ウェブサイトで配信します。

SFCの擁する多くの研究室が、その取り組みの内容をご紹介する EXHIBITION、

そして、対話を通じて新たな価値を生み出そうとする セッションの2つが柱となっています。

11月23日(火・祝)13時からは、特別セッションとして現役で活躍する卒業生と教授陣が対峙し社会に提案する以下3つのコンテンツを配信します。

  • コロナをきっかけに問い直す、メンタルヘルスへのテクノロジーの寄り添いかた
  • 「違い」が当たり前になる社会
  • データで日本の未来を変える

そのような3種のセッションに、学部長・研究科委員長のセッションも加わり盛り上げます。

 

  1. ゲストセッション第「「違い」が当たり前になる社会」

ゲストの小林 正忠さんは、SFCの1期生で、楽天の共同創業者であり、日本でも言葉が浸透してきた「ウェルビーイング」の潮流を支える第一人者。ダイバーシティーという言葉が世の中に浸透した一方で、その本質が見えていません。今回は、一人ひとりの幸福な生き方を定義し、それを実現できる環境を作ることと、誰もが自分らしくいられるインクルーシブな「違いが当たり前になる」社会を作ること。似ているようでスコープの異なる2つのテーマ同士のコラボレーションです

 

  1. セッション参加メンバー

①小林 正忠

・プロフィール

楽天グループ株式会社 常務執行役員 Chief Well-being Officer

1994年慶應義塾大学卒業(SFC1期生)。1997年楽天創業から参画。EC事業責任者等を歴任後、2012年に米国へ赴任し米州本社社長、2014年にはシンガポールを拠点とするアジア本社社長を務める。グローバルマネジメント体験後、現在は人々を幸せにする役割を担うCWO:チーフウェルビーイングオフィサー。2001年慶應義塾大学に「正忠奨学金」創設。若者の育成に力を入れている。2011年世界経済フォーラムYoung Global Leadersにも選出。5児(娘3人息子2人)の父。

 

②塩田琴美

・プロフィール

慶應義塾大学総合政策学部准教授,一般社団法人こみゅスポ研究所所長, 株式会社CMU Holdings代表取締役兼CEO

都内病院のリハビリテーション科に理学療法士として勤務,その後了徳寺大学健康科学部理学療法学科助手・助教を,早稲田大学スポーツ科学学術院講師を経て現職.現在,一般社団法人こみゅと小平(地域総合スポーツクラブ)会長,特定非営利法人アスリートヘルスマネジメント理事,埼玉県庁教育委員会特別支援課(専門家),国立障害者リハビリテーションセンター学院非常勤講師などにも携わり,スポーツ,教育,医療・福祉分野の多領域で活動を行っている.

 

  1. 本年のORFのテーマ

Re: cross

2020年初頭、世界は変わりました。キャンパスを取り巻く状況も同様です。

多くの価値観が一気に崩れ、人と人、人と社会、人と環境の関わりが以前よりも希薄になる中、我々もまたキャンパスの未来像

– SFC NEW STANDARD – を模索し続けてきました。

過去のスタイルに囚われて思考を停止し、ただ状況の回復を待つのではなく、新たな原点の設置を目指してきたのです。

ORF 2021 では「Re: cross」をテーマとしました。この「Re:」には2つの思いを込めています。

Re: 未来への回答

SFC は多様性への理解と多面的なアプローチを是とし、これまでも様々な研究ドメインのかけ算や人と人とのかけ算を通して「SFC × 未来」のビジョンを描きつづけ、そのときどきの ORF で世に示してきました。そして ORF 2020 での『超融合』。ORF 2021 では、その成果を「未来」の視点から改めて問います。ひとつめの「Re:」、それは未来に向けた SFC からの回答です。

Re: キャンパスのリデザイン

我々が考えるべきキャンパスの未来像とはどのようなものでしょうか?ライブでのオンラインコミュニケーションとオンデマンドコンテンツ、リアルキャンパスと VR キャンパス、サテライトラボ、テレプレゼンスと MR インタラクション、全ての要素がハイブリッド化し、時間・空間・次元を越えてクロスプラットフォーム化するキャンパス。ORF 2021 では、この1年半の経験をもとに、そんな超時空間キャンパスを軸に研究する意義、方法論を示します。ふたつめの「Re:」、それは未来に向けたキャンパスのブーストです。

 

11月23日(火・祝)13時からの「Re: cross LIVE」、https://orf.sfc.keio.ac.jp/2021/live/ よりぜひご覧ください。

 

【本件に関する問い合わせ先】

orf-info(a)sfc.keio.ac.jp

(a)は@に置き換えてください。

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