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11月23日(火・祝)13時配信 
慶應義塾大学 湘南藤沢キャンパス Open Research Forum(ORF)
Re: cross LIVE ゲストセッション発表第三弾 「データで日本の未来を変える」

2021年11月19日

1. ORFの概要とその目的
SFC Open Research Forum(ORF)は、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスにおける学術研究推進のための機関として1996年に設立されたSFC研究所が、「みずからの研究成果を社会へ還元することは重要な社会責任の一端である」との考えに基づき、1996年の開所以来、毎年開催している学術研究発表の場です。

ORFは、進行中の研究プロジェクトを産業界・官公庁・自治体・学会などに向けて広く紹介し、外部の評価を得ることで、今後の研究計画に反映させるとともに、研究実施に必要な産官学協力関係の円滑化と、その強化を図る場ともしています。

2. 配信概要
本年のORFは、ウェブサイトで配信します。
SFCの擁する多くの研究室が、その取り組みの内容をご紹介する EXHIBITION、
そして、対話を通じて新たな価値を生み出そうとする SESSION の2つが柱となっています。
11月23日(火・祝)13時からは、特別セッションとして現役で活躍する卒業生と教授陣が対峙し社会に提案する以下3つのコンテンツを配信します。
● コロナをきっかけに問い直す、メンタルヘルスへのテクノロジーの寄り添いかた
● 「違い」が当たり前になる社会
● データで日本の未来を変える
そのような3種のセッションに、学部長・研究科委員長のセッションも加わり盛り上げます。

3. ゲストセッション「データで日本の未来を変える」
SFCがデータサイエンス人材の育成を新たな基軸としてから数年。諸外国に比べるとまだまだデータのビジネス活用では遅れをとっている日本ですが、これからの伸びしろはどこにあるのでしょうか。気象・衛星データの活用方法から、SFC流の人材輩出論まで、未来を変えるアイデアを幅広く議論します。

4. セッション参加メンバー
① 草野 隆史
・プロフィール
株式会社ブレインパッド 代表取締役社長
1997年、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程修了。サン・マイクロシステムズ等を経て、2004年、大量データ活用の将来性と重要性に着目し、株式会社ブレインパッドを設立、代表取締役社長として同社を東証一部企業にまで導き、日本を代表するビッグデータ・AI企業へと成長させる。2015年9月、同社代表取締役会長に就任。2019年7月より代表取締役社長を務める。その他、一般社団法人データサイエンティスト協会代表理事、日本ディープラーニング協会理事、東京大学エクステンション株式会社取締役も務め日本のデータ活用促進に取り組む。

 

 

② 宮本佳明
・プロフィール
慶應義塾大学環境情報学部准教授
2006年慶應義塾大学理工学部卒業。2011年京都大学大学院理学研究科後期博士課程修了。博士(理学)。理化学研究所計算科学研究機構特別研究員・基礎科学特別研究員、日本学術振興会海外特別研究員(マイアミ大学)、慶應義塾大学環境情報学部専任講師(有期)を経て、2021年より現職。専門は気象学。台風など気象現象の物理的メカニズムや、気象の社会応用を研究。理化学研究所客員研究員、気象ビジネス推進コンソーシアム有識者会員、横浜国立大学先端科学高等研究院台風科学技術研究センター客員准教授。

 

 

5. 本年のORFのテーマ
Re: cross
2020年初頭、世界は変わりました。キャンパスを取り巻く状況も同様です。
多くの価値観が一気に崩れ、人と人、人と社会、人と環境の関わりが以前よりも希薄になる中、我々もまたキャンパスの未来像
– SFC NEW STANDARD – を模索し続けてきました。
過去のスタイルに囚われて思考を停止し、ただ状況の回復を待つのではなく、新たな原点の設置を目指してきたのです。
ORF 2021 では「Re: cross」をテーマとしました。この「Re:」には2つの思いを込めています。
Re: 未来への回答
SFC は多様性への理解と多面的なアプローチを是とし、これまでも様々な研究ドメインのかけ算や人と人とのかけ算を通して「SFC × 未来」のビジョンを描きつづけ、そのときどきの ORF で世に示してきました。そして ORF 2020 での『超融合』。ORF 2021 では、その成果を「未来」の視点から改めて問います。ひとつめの「Re:」、それは未来に向けた SFC からの回答です。
Re: キャンパスのリデザイン
我々が考えるべきキャンパスの未来像とはどのようなものでしょうか?ライブでのオンラインコミュニケーションとオンデマンドコンテンツ、リアルキャンパスと VR キャンパス、サテライトラボ、テレプレゼンスと MR インタラクション、全ての要素がハイブリッド化し、時間・空間・次元を越えてクロスプラットフォーム化するキャンパス。ORF 2021 では、この1年半の経験をもとに、そんな超時空間キャンパスを軸に研究する意義、方法論を示します。ふたつめの「Re:」、それは未来に向けたキャンパスのブーストです。

11月23日(火・祝)13時からの「Re: cross LIVE」、https://orf.sfc.keio.ac.jp/2021/live/ よりぜひご覧ください。

【問い合わせ先】
orf-info(a)sfc.keio.ac.jp

(a)は@に置き換えてください。

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