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慶應義塾大学SFC研究所 渡辺光博教授らが、海苔に含まれる「ポルフィラン」が肥満や糖尿病、脂肪肝炎、肝がんを予防する可能性を発見 －廃棄される色落ち海苔を利用して食料廃棄物削減にも貢献－
2025年6月20日
慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンスラボ代表 渡辺光博（政策・メディア研究科教授、兼環境情報学部教授、医学部教授（兼担））、横山葉子（同大学政策・メディア研究科特任准教授）、石原賢司（水産研究・教育機構水産技術研究所主幹研究員）、有田誠（同大学薬学部教授）、坪田一男（同大学医学部名誉教授・坪田ラボ）、Johan Auwerx（スイス連邦工科大学ローザンヌ校教授）らの国際共同研究グループは、日本古来より食用されてきた海苔の主要成分ポルフィラン※1が、肥満、糖尿病、代謝機能障害関連脂肪肝炎（MASH）※2、肝臓がんを予防することを発見しました。
詳細を調べてみると、ポルフィランは、腸内細菌叢−胆汁酸※3−セラミド※4合成経路を抑制することで、疾患を予防しました。ポルフィランを疾患予防・健康増進に活用することで、食料廃棄物削減にも貢献できる新たなモデルを提示いたしました。
本研究成果は、2025年6月20日に国際学術誌『iScience』（Cell姉妹誌）に掲載されました。
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【配信元】湘南藤沢事務室 学術研究支援担当