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慶應義塾大学と麗澤大学は、神奈川県鎌倉市で、リアルタイム・エッジAI技術(ごみ排出量を細粒度にセンシング)を用いた実証実験を開始 -ごみの戸別収集の効果を明らかにー

2025年2月28日

慶應義塾大学SFC研究所(以下「SFC研究所」)と麗澤大学は、神奈川県鎌倉市の一部地域で2025年4月から始まるごみの戸別収集の効果を明らかにする実証実験を始めたのでお知らせします。この実証実験では、両機関が研究開発を進めている細粒度ごみ排出量データを活用した地域ごみ管理・収集・減量のデジタル推進基盤「ごみゼロ湘南」(※1)を活用し、パッカー車に取り付けたGPUデバイス上で深層学習AIをリアルタイムに動作させて、ごみ排出量を袋単位でセンシングします。ごみ袋のセンシングデータを活用して、鎌倉市における、従来のクリーンステーションごとの収集と戸別収集のごみの排出状況を比較し、減量効果の分析やごみ収集業務の効率化など、市民サービスの向上に向けた取り組みを展開(※2)します。

 

※1 「ごみゼロ湘南」は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT〈エヌアイシーティー〉)より両機関が受託している、高度通信・放送研究開発委託研究「データ利活用等のデジタル化の推進による社会課題・地域課題解決のための実証型研究開発」(研究代表者 中澤 仁 環境情報学部・教授)の研究成果です。

※2 鎌倉市での取り組みは、慶應義塾大学が代表機関として推進している国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「共創の場形成支援プログラム(COI-NEXT)」による研究「リスペクトでつながる『共生アップサイクル社会』共創拠点」(研究代表者 田中 浩也 環境情報学部・教授)の一部です。

(Webサイト:https://coinext.sfc.keio.ac.jp/

詳しくはこちらからご覧ください。

【配信元】湘南藤沢事務室 学術研究支援担当

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