SFC研究所では先端的研究ミッションを持つ研究グループを研究活動の単位とした「ラボ制度」を新たに導入しました。
SFC研究所における研究活動は、従来の個人研究に加えて、ラボラトリ(以下、ラボ)と呼ばれる研究組織を中心に行われます。ラボは、横断的・融合的な研究活動を促進し、国内外の民間企業や研究所、官公庁、地方自治体、他大学などとの研究交流を活発にするように、SFC研究所内に設置された研究組織です。この研究組織は、同じ研究テーマを持つSFC研究所所員、研究員から構成されます。こうした特定の研究ミッションを持つラボの設置は、SFC研究所における研究活動の目標、研究対象、活動領域を明かにします。これにより、SFC研究所の目的である社会との交流および、研究成果の社会への還元が容易になると考えます。
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● 代表者:花田光世(総合政策学部教授)
流動化時代の個人のキャリアに関する研究活動を通じ、個人の自律的かつ継続的学習を支援することによって、本ラボではラーニング・コミュニティの構築と個人のキャリア競争力づくりを目指します。
● 代表者:村井 純(環境情報学部教授)
インターネットは、既存の社会システムの持つガバナンス、法律、司法、行政、教育、福祉といった基本的な機能とその役割を大きく変化させることになります。本ラボでは、実社会とインターネットの融合を目指します。
● 代表者:福井弘道(総合政策学部教授)
社会が直面する都市・環境問題を解決し、持続可能な社会を構築するためには、“アースメタファ”であるデジタルアースの構築が求められています。本ラボでは、デジタルアースの構築とその活用方法について研究することを目的とします。
● 代表者:稲蔭正彦(環境情報学部教授)
本ラボでは、日本のデジタルコンテンツ産業をグローバルスケールで成功させるために、デジタルシネマを単なるフィルムからデジタルへの置き換えではなく、デジタル化によって生まれる制作スタイル、配給方法、興行方法および新しいビジネスモデルを提案していくことを目標とします。
● 代表者:冨田 勝(環境情報学部教授)
本ラボラトリでは日本のソフトウェア技術およびバイオ技術を結集させ、この分野で世界のリーダーシップを取ることを目指します。
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