学校経営のためには経営の現状を知るためのデータ収集と分析、そして学校経営の状態の情報公開が不可欠である。現在の日本の公立の学校現場では学校評価と情報公開に関する組織設計が急務となっており、従来からの文部科学省による上意下達的な組織経営から、学校現場がそれぞれ改善計画を立てていく組織経営が求められている。

　本研究では、ここ数年の間に実践が始まっている学校現場の評価システム・情報公開の現場を調査し、分析することで、今後、整備が急務となっている両制度に対して、政策提案等の具体的な貢献を行う。