自律分散協調型まちづくりラボ

Autonomous Decentralized Cooperative Town Development Lab.

開設2023年12月21日
代表者
石川 初
環境情報学部 教授
連絡先
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス
E-mail:sho000[at]sfc.keio.ac.jp
※[at]は@に変換してください。

背景・目的

生産年齢人口の減少や高齢化が急速に進展している中で、大都市郊外や地方都市周辺の鉄道沿線においては、鉄道を中心とした公共交通の利用者が減少し公共交通サービス水準が低下することで、駅の拠点性が失われ、駅前の中心市街地がさらに衰退するなど、沿線地域の住民にとっては利便性の低下が懸念されている。

そこで本ラボでは、相鉄ホールディングス(株)の経営戦略室と主にSBC(Student Build Campus)に関わってきたSFC 教員が研究チームを組むことで、SBC で培ってきた自律分散協調型のものづくりをまちづくりに応用し、従来の駅前集中開発型のまちづくりに変わる、自律分散協調型の新たなまちづくりのモデル創出を目指す。

共同研究は3カ年程度のプロジェクトを想定しながら、単年度ごとの契約での進行を予定する。

初年度は、いずみの線沿線や遠藤地区の特性や課題を踏まえ「食と農」を切り口に、共通基盤としての「自律分散協調型まちづくりモデル」を構想することを主眼とする。2 年目は、モデルの確立に向けた実証および検証を行い、3 年目には社会実装に向けた準備および検証を行う。

将来的には、遠藤地区の「食と農」というテーマに限らず、他地域の特性や課題に応じたテーマを設定し、共通基盤としての「自律分散協調型まちづくりモデル」を他地域まで展開することを目指す。

研究活動計画の概要

1年目
「自律分散協調型」のモデルの構想設計

  • プロジェクト設計(3カ年のアクションプラン含む)
  • 自律分散協調型の新たなまちづくりモデルの構想設計、調査、分析
  • モデル要件の定義(事業モデル/技術/サービス/体制)
  • 次年度計画の策定

2年目
モデルの確立に向けた実証&検証

  • 実証計画の精緻化/準備
  • 実証&評価
  • 成果取りまとめ
  • モデルの精緻化
  • 社会実装に向けた次年度計画の策定

3年目
社会実装に向けた準備&検証

  • 社会実装想定地域の特定
  • 想定地域での実証計画の策定/準備
  • 実証&評価
  • 成果取りまとめ
  • モデルの精緻化及び展開計画の策定

 

構成メンバー

石川 初代表 環境情報学部 教授
代表、ランドスケープ
飯盛 義徳 総合政策学部 教授
プラットフォームデザイン
一ノ瀬 友博 環境情報学部 教授
サステイナブルキャンパスプログラムとの連動
長谷部 葉子 環境情報学部 准教授
食と農
松川 昌平 環境情報学部 准教授
建築、SBC
和田 優 SFC研究所 上席所員
産官学連携

※構成メンバーの所属・職位および本ページに記載の内容は、本団体設立当時のものも含まれます。ご了承ください。

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