オープン無線プラットフォーム・ラボ
Open Wireless Broadband Platform Laboratory
※本ラボは終了しました。掲載の情報は終了当時のものです
開設 | 2007年5月16日 |
---|---|
代表者 |
村井 純
|
連絡先 |
目的
インターネットは、オープン通信プラットフォームとして世界中に普及し様々なサービスの土台としての役割を担っている。一方で、無線を用いたネットワークは、無線LANなどの局所的な無線サービスはインターネットで普及しているが、広域無線サービスである携帯電話3GやPHSネットワークなどは、サービスと通信が切り離されていなくクローズドなネットワーク形態を維持している。今日、広域無線LANなどの新しい無線技術が登場し、インターネットにそれらが繋がれたとき自由に何時でも何処でも使えるオープン無線通信プラットフォームが期待される。
このような背景を踏まえ、ラボラトリでは、インターネットと無線ネットワークの融合を目指し、1) 移動体通信技術とネットワークデザインの検証と普及 2) オープンプラットフォームのための認証技術 3)異なる無線間での協調的ハンドオーバー技術の実現 4)オープン無線プラットフォームに向けた法律、制度、ルール、周波数割当の整備やガバナンス 5)新たな通信サービス、災害や緊急時への応用など新しい無線ネットワークの利用形態、ビジネスモデルについて技術的側面と社会的側面から研究、開発、提言を行う。
研究活動計画の概要
- 移動体通信技術の検証: IP移動体通信プロトコル技術の提案、検証およびオープン無線プラットフォームのネットワークデザインを検討する
- オープンプラットフォームのための認証技術の検証: 無線ネットワークでMVNO実現のための認証手法、及びインターネットにおけるオープンスタンダード認証技術との連携手法の検討を行う
- 異無線間での協調的ハンドオーバー技術の検証: 無線間のシームレスハンドオーバ技術の検証と異無線間での統一的ハンドオーバー技術の検討を行う
- 新たな通信サービスの検討: オープン無線プラットフォームを生かした、放送型サービス、地域型サービスや災害時緊急時の利用など新しい有用シナリオの検討を行う
- オープン無線プラットフォームに向けたガバナンスの検討:法律、制度、ルール、周波数割当の整備の検討、及び必要な戦略と政策の提言
活動
– | 2008.5~ | 先端技術研究開発都市構想研究会の開催 |
– | 2008.11 | アンワイヤード研究コンソーシアム設立 |
– | 2008.11.20 | 報道発表:次世代の通信サービスを拓く地域WiMAX運営会社を設立~ オープンな利用技術およびビジネスモデルの創出を目指す~ |
構成メンバー
村井 純代表 | 環境情報学部教授:ラボラトリリーダー |
---|---|
中村 修 | 環境情報学部教授:サブリーダ オープンプラットフォームのための認証技術の検証 |
國領 二郎 | 総合政策学部教授:研究員 オープン無線プラットフォームに向けたガバナンス担当 |
三次 仁 | 環境情報学部教授:研究員 オープンプラットフォームのための無線技術の開発研究 |
梅嶋 真樹 | 政策・メディア研究科特任准教授:研究員 オープン無線プラットフォームに向けた分析調査 |
小檜山 賢二 | 名誉教授:研究員 新たな通信サービスの検討 |