見える化・ラボ

Mieru-ka Laboratory

※本ラボは終了しました。掲載の情報は終了当時のものです

開設2008年9月1日
代表者
古谷 知之
連絡先
慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス イオタ205
Tel:0466-49-3623

目的

「見える化(視える化)」とは、「現場における課題を目に見える形にすることにより課題を共有し、衆知を集めて解決に取組むことを目的とするものであり、その本質は「見る」ことよりも「見える」「見せる」ことに重点を置く」ことといってよい。企業では、経営管理の「見える化」による課題解決と現場力向上に成果を上げてきているが、地方自治体など地域社会での「見える化」による課題解決と地域力向上は、なお十分とはいえない。

本ラボでは、主に我が国の都市・地域が抱える諸問題について、ラボ構成メンバーらの専門分野にとらわれることなく、「見える化」による地域課題の整理と解決に関する、方法論の開発と研究ネットワークの構築を行う。社会実践やナレッジスキルなどの創造技法に関する方法論を開発するとともに、研究対象地域にサテライトオフィスを設置し、SFCでの教育研究に還元する。

研究活動計画の概要

「食の安全・安心」をテーマにした研究

  • 宮古島市を対象に、農業・環境・観光を軸とした地域戦略を検討する。とりわけ、「食の情報公開」をテーマに、ICTによる安全・安心かつ持続可能な地域農業システムの構築した後、食の安全・安心情報の提供や景観計画・観光計画策定などの取り組みに活用する。
  • 京野菜を対象に、PB野菜のビジネスモデルを確立し、地域活性化を促す新たな事業モデル構築し、その後、有効性と課題を実証的な検証を行う。

「医療・福祉」をテーマにした研究

  • 介護現場の現場ノウハウとITとの融合により、介護現場における「気づき」の誘発を支援するシステムを構築する。「ケアプラン作成シート」とその運用ノウハウに、慶應義塾大学が保有するIT活用に関する豊富な知見・技術を融合することで、現場の作業量低下と、更に充実したケアプランの作成
  • 改善の実現に向けた研究をする。
  • (株)佐喜眞義肢のCBブレースに着目し、オーダーメイド関節装具の設計構築作業の普及に必要とされる、技術者の経験に基づく作業内容の解析と作業工程の効率化、及び技術の普及に関する基盤整備をし、その有効性と課題を実証的に検証する。

構成メンバー

古谷 知之代表 総合政策学部准教授
玉村 雅敏 総合政策学部准教授
神成 淳司 環境情報学部准教授
井庭 崇 総合政策学部准教授
戻る
研究者
研究所に
寄付をする